スギダラ天竜支部



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淡路島・津井 めくるめく瓦の町ツアー・番外編

津井のツアーでは、随時町の様子も見学しました。
気になった風景をつれづれに語る番外編です( ´∀`)

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どこの町でも気になるのは、地形と家並み。淡路島は、島といっても広いので地区により地形の特徴は違いますが、津井のあたりは丘が連なっている印象。なだらかな坂と、なだらかな段々畑や棚田が印象的でした。
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そして家は、もちろん瓦葺き。立派な瓦屋根の立派な家々が残ります(戦火にはほぼ合わなかったとのこと)。ぜひこれからも美しい家屋を残していってほしいです。

それから驚いたのは、石積みの港!

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↑ コンクリ造でない港を見るのは初めて。石を積んであります。
補修もあったようですがちゃんと石積み。
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↑ 階段部分は、その部分の積まれた石が長い!
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↑ 金属製以外は見たことなかった、船を繋ぐところ(ビットと言うそうですが)も石造り!

淡路島は、島とは思えないほど広々していますが、そこはやっぱり隔離された島。そこここに、古き良き美しい手仕事残っています。不便や手間があると思いますけれど、ぜひ残していってほしいです。
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by sugidaratenryu | 2018-01-04 15:18 | つながり

淡路島・津井 めくるめく瓦の町ツアー・3

怒涛の瓦工場見学ツアー、2箇所目は、大規模工場へ。
機械化・自動化・大型化が進んだ工場という印象でした。
こちらでは、「多様化」「海外販路開拓」により活路を見出されているとのこと。
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↑ さまざまな色の瓦を開発。特に黄色は、台湾で標準的に採用されているとのことで、言われてみると、台湾のイメージで瓦は黄色いかも。
台湾現地に製瓦会社はなくすべて(!)日本からの輸入だそうです。


とにかく圧倒的な機械たちの存在感でした。
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↑ 原料の土を入れて、ぐわんぐわんと練る機械がお出迎え。
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↑ 整形はほぼ人手を介さずできるような機械が。瓦の形がよく分かりますね。
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↑ 乾燥量も半端ない!
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↑ 「トンネル窯」という窯があり、連続的に焼き上げることができる設備。
写真の広い空間は、焼き上がった瓦たちを冷やすため。生産される量が想像されます。

お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらの工場では搬送レールが張り巡らされていました。
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↑ 電車と同じく「転車台」と言うのでしょうか。
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↑ こんな使い方。瓦は重いし割れるし、なめらかな移動が肝要ですから。

色、サイズ、販路の工夫を、自社のパワーで進めていらっしゃるとのこと。
↓ 中には白い瓦も!
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これは綺麗で興奮しました! ・・・The ALFEEの高見沢さんのお家はぜひ白瓦にしてほしい・・それか、前衛的な茶室を建てる際に使ってほしい、素材は伝統的なものを使いながら全部白!って面白そう・・・など、見たことのない色の瓦は、今までとは違う発想をインスパイアしてくれるものだと体感しました。

同じものを作っているようでも、守って作るのと攻めて作るのでは、少しずつ着地点が違ってくるのだろうと思いました。
↓ ガラのある瓦の試行錯誤が工場のわきに。
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お話を伺ったのは常務兼営業部長さんでしたが、こちらでも淡々と粛々と、ご説明くださいました。「改革するぜ!」「新しい瓦の地平を拓くぜ!!」みたいな瞬発的なものではなく、当たり前のことを当たり前に行いつつ、歩いている道を注意深く見ていると種に気づく時があって、その種を奇をてらわず育てている、そんな印象を受けました。
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↑ 掲げられた社訓。キビシー!
進んでやることもあるけれど鮮やかに見当違い!というキャッシーは、
去らなくても大丈夫でしょうか。


◇見学させていただいた朝日窯業株式会社さんのHPはこちら。
http://asahiyogyo.com/index.html

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by sugidaratenryu | 2018-01-04 13:46 | つながり

淡路島・津井 めくるめく瓦の町ツアー・2

さて、怒涛の瓦工場見学は、スーパーコーディネーター・マーキーさんのご尽力により、1日に3箇所もセッティングいただいておりました! 津井の地区内または近接地区の近場とはいえ、こんな密度の見学ツアーを計画くださって、ありがとうございました!!

一箇所目は、海辺の工場。
江戸や明治の頃には、重い瓦を運ぶのはもっぱら水運。海から出荷していた名残の海です。
それにしても、工場というのはかっこいい。
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↑作為のないかっこよさ。
こちらは家紋を入れた部分をサンプル的に積んである場所。見せるつもりもなく、再注文があったり他の注文の参考に置いてあるとのこと。


早速工場内部へ。メカメカしい頼もしい機械たちが所狭しと。
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↑ こちら昭和初期に作った機械とか。
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↑ おやっさんが、練った土を整形していきます。
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↑ 先ほどの家紋の型たち。家紋はご存知の通り、ものすごい数のバリエーションがあります。同じ注文は2度ないくらい。その型はまあなんとなく(普通再注文はないから保管しても使う・・わけではないけれどせっかくだしという感じで)保管してあるとのこと。
この物理的な蓄積と経験の蓄積が、津井の瓦の町としての歴史だなと感じました。
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↑ 整形したら乾かします。整然と並ぶさまは壮観。
1軒の家に少なくとも2000枚の瓦が必要とのこと、つまりこの圧倒的な量になります。
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↑ 淡路の瓦の特徴となる「土かけ」。乾いた成形済みの瓦にかけます。
仕上がり時のいぶし銀の光沢の源。
いつなぜこの工程を始めたかは不明(というくらい昔からやっている作業とのこと)
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↑ そして焼く!! 
ひと窯で千枚単位で焼けるように、窯も圧倒的。
化学の授業でしか出会わなかった"ブタン"でガンガン焼きます。最後に"生ガス"を注入して還元するといぶし銀色に仕上がる。
教科書でしか接したことのない事象が現実世界で動いていることに個人的に感動。

こちらの工場は、半機械化・半手作業という印象でした。
各所の担当者は、粛々と、手際よく、当たり前のようにきっちりと仕事をされていました。

また、スレート壁の工場の隣には、昔からの杉壁の(もちろん瓦葺きの)工場も。
これがまた格好いい。
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↑ 海風に吹かれ、いい感じに年月を刻んだ壁と瓦が素敵。
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↑ 内部の梁もかっこいい。

しかし、瓦業界として見れば、屋根材は多様化し瓦の需要は減って来ているとのことで、杉壁の工場は、今はなんとなく在庫を置いてあるけれど、そんなに回転しているわけではないそうです。またあの巨大な窯は、最盛期には24時間体制でずっと火を入れていた時代もあったそうですが、現在は毎日一回の火入れ。
この後は、瓦を生業としてく生き残りの手法についても考えながら、さらなる工場へ見学に向かいます。

◇見学させていただいた有限会社登里製瓦さんのFacebookはこちら
https://www.facebook.com/noborizatoSEIGA/
◇コーディネートしてくださったマーキーさんこと青木将幸さんのHPはこちら。
※本業は、会議を深める進行役:ファシリテーターをされています。
http://www.aokiworks.net/index.html

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by sugidaratenryu | 2018-01-03 17:33 | つながり


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