スギダラ天竜支部



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アベリア襲来[屋台大学] その2

■1つ1つの小さなボタンの掛け違いを、1つ1つ取り持つ

印象深かった順に書いております。
その2で早速、アベリアが今別府の街でどんな活動をしているかを紹介します。

それは「1つ1つの小さなボタンの掛け違いを、1つ1つ取り持つ」。

別府の街には、立命館アジア太平洋大学があり、様々な国からの留学生がいます。
別府の人口12万人に対して、留学生は3000人。40人に一人という高い割合です。
成功例としてこんな記事も書かれるくらい。
>>別府の「超グローバル大学」は何がスゴイのか by東洋経済ONLINE

上記の記事には抜けていることがある。
それは「別府の日常に留学生を溶け込ませた力」で、それはアベリアが原動力なんだと私は思う。

記事にあるように、150億や42億円の資金、立命館職員の積極的な勧誘、奨学金などが土台を作ったのは間違いないが、いざ留学生が街で暮らす段階になると、そういった大掛かりな力の出番はない。もっともっと身近な力が必要になる。つまり、1つ1つの小さなボタンをちゃんと見てて、掛け違えてたらその1つ1つ取り持つ力。

狭い日本でも街が違えば習慣が違う。言葉も違う。いわんや海外をやである。当然習慣の違いがあり、中には別府市民にとって受け入れ難かったり、不愉快だったりすることもある。

それを聞きつけたアベリアは、飛んでいく。駆けつける。
何があったのか、どうしたかったのか、どのあたりが嫌なのか、聞く。
留学生に悪気はないこと、彼らの故郷ではそれが普通だということを話す。
そうか、悪気はないし、ただ違うだけなんだと知れば、一歩譲歩できる。
そして、目鼻立ちが違ったり言葉が違って全然違うように見える留学生たちも誰かの家族であって、何にも違わない。自分の孫や子どもだと思って接して欲しい、とアベリアは訴える。

留学生の方にも同様に、日本の”あたりまえ”だとか、悪気はないということを伝えただろう。

日常的に起こる、やれ調理している時にくさいだの、やれ風呂の入り方がわかってないだの・・・という1つ1つを取り持っていく。

ここで意識的に私は「取り持つ」と言いたい。「取り除く」ではなく。
負の意味合いにしろコミュニケーションが生まれたことは消したくない。互いの文化の違いをお互いが認識したというエネルギーなんだから、正の方向に転換すればいいのだ。不快感は相手を知っていけば消すことができる。
お互いを無視するような関係性より全然良い。

アベリアは言う。
「川の上流で少しでも悪い方向に流れ出したら、その後流れはどんどん悪くなっていく。だから、小さな、ほんの小さな石であっても良くない流れを生もうとしていたら、ちょっとその石の向きを変える、それだけでいい方向に流れていく」

そうだ、その通りだ!!!

アベリアは、シリアやあの辺の紛争も心配していた。「いま、光ネットワークが世界中繋がっている。光がつながるんなら、温泉も繋ぎたい。武器を持っている人に、『今日は温泉の日だから! いーからいいから、武器は置いて! 温泉入ってゆっくりしな!』と言いたい」

私もそう言いたい。私は静岡県民だから「とにかくお茶飲んで一服しな!」と言いたい。


とにかく、アベリアがしていることは、根源的であり、人が誰しも骨身にしみることが発端なのだ。

例えば、留学生が役所に申請する手続きについて。1回役所に行くには交通費が1000円かかる、なんだかんだと修正などで何度も呼び出される。その留学生の故郷では、チャイが一杯5円で飲めるのに、交通費1000円かけて毎回行かなければならない。食べていくので精一杯、故郷より寒い日本で暮らす衣料を整えるのでも精一杯なのに、交通費をそんなにかけさせるのはおかしい!!!!

だから、役所に訴える。(アベリアは市役所職員であるので)「申請は大学で、私がまとめて受け付けて、私が役所に持っていきます。内容がちゃんとしていれば問題ないでしょう?」

役所はもちろん、NGを出す。まあ、ルールは守っていかないと秩序が保てないというのも分かります。
でも諦めないアベリア。だって、お金がないってことは、お腹いっぱい食べれないってことよ? ひもじいのはつらいよ? 寒いのに震えてないといけないのよ? それはつらい。なんとかしたい。

根負けした役所はついに通達する「あなたが責任を持つんでしたら、結構ですが、責任取れますか?」
アベリアはとっさに思う「責任取る・・・ってどういうことやろ? 命を取られるんやろか? それとも私の家族がつらい思いをするんやろか・・? いや、よくわからん、よくわからんけど、責任は取るよ!!」

今では、アベリアが大学に行き、一手に申請を受け付け、まとめて役所に提出している。何も悪いことは起こっていないという。

お腹がすく、寒い、さらには人に冷たい目で見られる・・・といったような、とにかく誰もがその身で感じたことがあるつらさを、なんとか軽くしたい・なくしたいという気持ちで動くアベリア。
そこには真実があり、人種や文化とは関係なく通じるものがある。


その3へ続く・・・
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by sugidaratenryu | 2016-01-30 17:43 | スギダラケ

アベリア襲来[屋台大学] その1

アベリアという呼び名の人物がいる。彼女の講演会を聞いた。
その衝撃と感動をお伝えします。
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語る語る語る語るアベリア


アベリアとの出会いはこちらをごらんください。
大分県別府市をこよなく愛する彼女が、別府を案内してくれたのです。
>>大分スギダラツアー 別府地獄巡り

2時間半にも及んだ講演で(そしてまだ全くの入り口だと本人談)一番深く感じたことをまず述べますと、「やれることは小さいけれど、やれることをやっています」。その宣言でした。

例え話として「山火事を前に、ハチドリがそのくちばしで水を運んで消そうとしている」というお話をしてくれました。ハチドリは、山火事がとても大きなことも、自らのひとすくいがとても小さいことも、認識している。でも、やる。

アベリアが別府の街に咲かせたいみんなの笑顔のために、やっているのは1つ1つの小さな軋轢を1つ1つ取り持つこと、それだけだと言う。でもアベリアは、別府はおろか世界中の平和を見据えていると思う。本気で。

小さな1つ1つは、小さいけれど、関わる人が増えることで大きなうねりになっていく。別府が好きすぎて「私は別府になりたい」と語るアベリアが、1つの面ではもう別府になったと思う動画をもう一度紹介してから、講演会の全部を語り始めたいと思います。
>>OAB大分朝日放送「大分ふるさとCM大賞Vol.12」/大賞
※別府の大学に通う留学生たちが、ボランティアで(お金はかけずに)アイデアを絞って手作りした別府のPR動画です。

■「誰のものでもないものを、共有する」
アベリアの講演2時間半のうち、1時間半がアベリアの背景に割かれた。しょーーじきに言えば、長いな〜〜面白いからいいけど別府での取り組みを知りたいんだけどな〜〜と、ちょっと思ってました。

いえ、でも、背景を知ることが本質でした。
今の具体的な彼女の取り組みは、本質の現れでしかないのだから。

その背景とは、別府は温泉の街だということ。
温泉は、誰のものでもない。
いっしょに温泉という恵みを分かち合うことが、別府市民の根底に流れている。

温泉の前では、いや温泉の湯の中では、裸一貫だれもが平等、肩書きや立場は脱ぎ捨てざるを得なくて、名実共にその人のそのままが露わになる場所。同様に、国籍も立場も関係なくなるのです。だって、お湯が温かくて嬉しい、心地いい、それで十分、ありがたい。

温泉のお湯のように温かな世間だった別府には、アベリア幼少時代、様々な人たちがいたという。おそらく別府の歴史の中でも特に多様な人たちがいた時代だったのではないだろうか。

それは、戦争引揚者であり、原爆療養所に通う人たちであり、進駐軍(米軍)であり、進駐軍との間に生まれた混血児と呼ばれた孤児たちであった。

今となっては、上記のような固有名詞を書くだけでも差別と言われるかもしれない。
特に、見た目の違いがあるゆえに、差別することが簡単だったと思う。

でも別府の人たちはそんな人たちを「あたりまえ」として受け入れたという。
別府の人は、いい湯加減、もとい、いい加減(いい意味で)だからだとか。
「いろいろある! いろいろあるよね! 違いもある! けどまあまあ、今日は温泉入ってゆっくりしなー!」そんなアベリアのセリフがそのまま別府の街でも叫ばれていたのだろう。

「大地の恵み」という大きなものの前に立てば、僕ら人間はみんな人間であってそれ以下とかそれ以上ってある!? そんな気持ちが、別府に、アベリアの根底に流れている。

それがアベリアの原動力の1つになっていると思う。

その2へ続く・・・
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by sugidaratenryu | 2016-01-30 16:49 | スギダラケ

スギダラケのパン屋さん


浜松市中区にあるパン屋さん、ラトリエ テンポの古山さんを
取材させて頂きました!
美味しいパン屋さんと地元産杉のステキな関係をレポートします!
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ラトリエ テンポ http://lateliertempo.com/



■ 天然酵母のパンづくり〜店舗も地元の自然素材で
—まずはパン屋さんを開いた経緯を教えてください。

古山さん(以下K):息子が浜松でパン屋を開くことを決意し、会社をリタイヤしていた自分と家内が手伝うことになりました。東京の修行した店では自家製天然酵母でパンを作っていたので店のコンセプトを「自家製天然酵母と地産地消の素材」にこだわるパン屋としました。

店作りは自分たちでデザインしたいと考え、以前勤めていたメーカーで楽器や家具など木製品のデザインをしていた経験を活かし、お客様に親しみとぬくもりを感じてもらえるように木材などの自然素材をテーマにしたデザインを考えました。


■ 自ら内装を手づくりで
—無垢の杉材の美しさが印象的なお店です。

K:結果としては、地元産の杉を入り口のドア、床、建具、外の看板、陳列棚などに使いました。
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私達が作っているパンの「天然酵母」というのは、工業的に作られたイーストと違って、発酵のテンポに人間が合わせるものです。だから、例えば「毎日10時にフランスパンが焼き上がります」とは言えない、酵母菌の発酵次第ですから。それから、地産地消を振興したいと考えてパンに使う具材も、地元で採れた旬の安全で美味しい食材をなるべく使うようにしています。

そういうこだわりを持ったパンを提供する店はどんな店だろうか、と考えたときに、人間の都合にあわせた人工的な材料は似合わないと感じたんでしょうね、今から思うと。天然素材の杉や檜を選んだのは、必然だったと思います。

とはいえ、杉を全面に使った部屋を作ると、山小屋風だったり、和風に見えたり、木の存在感がありすぎて重いイメージかなと。そこで壁面には漆喰を使ってすっきりと杉とパンを際立たせました。経費節減と手づくり感を出すため、漆喰の壁は自分たちで苦労して塗ったんですよ。
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■ 材料問屋さん、内装工事屋さんとの共作
K:地元天竜杉は、森町(注1)のアマノさんから仕入れました。それから施工は神久呂(注2)の入政建築さんです。どちらも、国産材や木質の住宅作りに思い入れのある、頼もしい会社です。私は工事に関してはもちろん素人なので、杉材の適材適所や、手に触れる場所・目に触れる場所の仕上げ方法なんかは教わりながらデザインしました。

—入り口ドアの取手が杉のフランスパンなんて面白いです!
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杉の角材を見ていたら、だんだんフランスパンに見えてきたので、じゃあって作っちゃいました。自分で削り出したんですよ。

注1:森町は:浜松市から天竜川を渡った北東の地区
  有限会社アマノURL  http://www.tenryusugi.jp/
注2:神久呂は、浜松市西区の地名。住所で言えば西区大久保
  有限会社入政建築URL http://www.irimasa.net/index.html


■ 什器のデザインと機能性
K:内装だけでなく、このパンをディスプレイしている棚は、実は私達の手づくりなんですよ。住宅用の柱材とJパネルといった杉の集成材パネルで出来ています。パンを載せるスノコは檜材でこちらも手づくりです。
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陳列棚は固定しないでこう組み替えて、季節や陳列する量によって棚の高さやレイアウトをいろいろ替えて使えるように工夫しました。
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床と同様に植物性の天然オイルで出来たドイツ製のオスモ塗料を使い、自分たちで塗装しました。 
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■ お客様の反応
—お客様の反応はいかがですか?
K:まあ、パン屋なので、内装についての感想って聞いてみたことはないですが(笑)、「いい雰囲気ですね」とか「落ち着きますね」と言って頂くことはあります。私達は店頭にいる時間が長いですが、ストレスが少なく気持ちが落ち着く感じがしますから、デザインとしては成功だったと思います。

■ オーナーの想い
K:地元の杉材・檜材を内装・外装に使っている店舗は、今時は珍しいと思います。杉材を使ってもこういったモダンなデザインができるという実例として、お店を紹介するなどみなさんに活用頂けたら嬉しいです。この店が、自分たちだけの所有物という気持ちは全然なくて、オープンな気持ちですので、ぜひ気軽に立ち寄ってください。・・もちろんパンもご提供しているので、ちょっとだけ気にかけてくださいね(笑)
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インタビューさせて頂いた古山さん(右)、息子さん(中央)、奥様(左)。
とてもほのぼのとした気持ちにさせてくださるご一家です。


−「自然な発酵で」「地産地消で」と考えたら自然に地元の杉材にたどりついたというのは、普段「使おう!使おう!」と声かけしている立場にとっては、ちょっとした発見でした。無理しなくても、立ち止まって考えてみれば、使いたい場面ってあるんですね。
また、じっくりと時間を掛けて旨味を引き出すパン作りと長い時間を掛けて木を育てる林業とは何か共通するものがありますね。

もう1つ面白かったのは、「森町のアマノさん」「神久呂の入政さん」と、地名をくっつけて呼ぶ田舎(浜松)の距離感。感覚的に把握できる広さでことたりる地域だけに、「ああ森町のアマノさんね!」と通じてしまうところが面白い。それくらいの規模感、私は大好き&心地よいです。
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パン、おいしいです!

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by sugidaratenryu | 2014-03-08 19:49 | スギダラケ

懐かしい未来とデザイン 〜南雲さんの講演

去る2013年11月28日、浜松にて、
「暮らしと地域で活きる木・その魅力」という研修会が行われ、
講師として我らが南雲大親分がお話ししました。

しかも主催の担当者は、林業女子会@静岡のイシカワ晴子さん!

これが、パワーのある人たちの引きの強さか、
はたまた林業の世界は狭いのか、
ともかくほとんど身内だな、という気持ちで参加即決でした。

南雲さんの講演、建築家古川泰司さんの講演も、
盛りだくさんでたくさん感銘を受けたのですが、
ここでは1点だけレポートします。
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今回の講演を聴いて、合点がいったこと。
「スギの山は、愛である」
このフレーズは何度となく使ってきましたが、
実は、精細に焦点を結んではいませんでした。

漠然と、
 60年後の収穫(伐採)ということは、植林した人自身は
 伐採に関わることは(ほぼ)ない。だから子孫に託すことになる。
 自分がいなくなった後のことを信頼して託すのは、愛。かな?
ってな感じでした。

南雲さんのお話で分かりました。
そんな漠然としたことではなかった。

60年後の伐採は、つまりお金を生むということ。
(植林した当時は木材は高値がついていた)
ひと山スギがあれば、ひと財産であり、子孫は食べていける。
確かに、親が心配するのは「この子がちゃんと食べていけるか」
ということですね。貧しい暮らしにならないように、具体的な財産を残す。
ああ それが愛でした。

愛とは無償だと思っていたけど
有償なものを残すことも愛。
いやあ 泣けてきます。
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一番感銘を受けたトピックのご紹介でした。
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静岡の山の実生のスギとヒノキ


一方、ちょっと驚いた点も1つ。
今回の講演会は「木の家推進事業者研修会」という位置づけですから、
当然参加者の多くは、林業関係者や工務店さん、設計士さんだったようです。

私は、今までスギダラでしかこういった会に参加していなかったので、
がっつり林業と木材に関わる(生業にしている)方々が
たくさんいる場って初めてでした。

私は趣味的に関わっているので、「楽しく〜」と気軽に言えますが
ちょいとそんな雰囲気ではなかった。暮らしに直結しているから。
(懇談会はわいわいしましたけど、講演会場がぴりっとしてた)

親分たちは、こんな世界で「楽しく」と主張して来たんだなと
そら恐ろしささえ感じました。
安直な物言いはできない、という意味です。

とはいえ、私のような一般市民は、気楽に楽しく林業と材木に
関わればいいんだろうな、ということも改めて感じました。
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こちらは大分のスギ林

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by sugidaratenryu | 2013-12-30 10:27 | スギダラケ

大分スギダラツアー extra


スギダラツアー本編の後に、有志で少し勉強ツアー(観光)をしました。

大分在住のスギコダマ作家有馬晋平さんが懇意にしている、
竹編み職人のおじいちゃんのところへ。

有馬さん曰く
 川の土手で作業している
 だから雨の日は編まない
 川で作業するのは、とにかく横幅が欲しいから
 魚釣りに行ってていないこともある
 (そういうときは、おばあちゃんとコタツに入って待ったりする)

謎でした。
 屋外で作業するの・・・?
 横幅が欲しいってどういう意味・・・?

うかがってみれば一目瞭然
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中央の青い帽子が竹編み職人のおじいちゃん。
川の土手の青空作業場でした。

カゴでもザルでも、ながーーーーい竹を折り返し折り返しして編むもの。
材料の竹は7-8mあるでしょうか。
その竹を気兼ねなく広げられるのが川の土手なんですね。

屋根も壁もない所で細かい作業をしてらっしゃるのは驚きでした。
このあたりは風は強く吹かないのかしら?

いろいろお話をうかがっているうちに完成した箕(み)。
箕じゃなかったらごめんなさい。農業用には間違いないです。
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竹製品といえば、茶色いものだと思っていたので、
青々としていたのに驚きましたが、
農作業用のものは青い竹でどんどん作っちゃう、とのことでした
(茶色いのは、制作時の加工の手間ひまがかかっているとのこと)

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青々しいものも使い込むとこんな飴色に。
20年とか30年とかの単位で使い続けられるそうです。

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青先ほどの農業用とは異なる編み目。
細かい。

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ザルもある。

竹製品が有名な大分でも、土産物屋では破格の外国製が売られている。
値段が下手すると10倍近く違います。
そこまで違うとなんとも難しいですが、
 何十年も使える、
 出所のしっかりした材料と加工をしている
という価値を大切にしたいです。


さて、大分から熊本へ抜けるルートを進みましたが、
ほんとうにどこにでも温泉が湧いていて。
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橋をくぐると・・

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ガニ湯。女子はおろか男子も勇気が要る川べりのオープン温泉。
カニの湯ね。


道すがら、集落があれば「ここには何何の湯がある」という話になる。
嗚呼、温泉の国、火の国 九州。


予想外に感動したのが白水(はくすい)ダム
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人工のダムです。
滝壺を作るには地盤が弱かったため、優しく水を落とすよう
壁をつたって放水されます。

ダムという機能を突き詰めただけではあるけれど、
結果は美しいし、優しい心遣いに感動もする。
地盤が弱いことが分かってもダム作りをあきらめなかったことにも、
感動しました。

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落ちる様がとにかく美しい。ずっと見ていられます。


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ダム湖側から。



前哨戦からextraまでの三泊四日、とにかく感動し、また感動し感動した旅でした。
やっぱり九州はすごい!
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by sugidaratenryu | 2013-12-30 00:51 | スギダラケ

大分スギダラツアー 別府地獄巡り

前哨戦が記事4本になるという密度の濃さで始まった
大分スギダラツアーは、いよいよ本番、別府地獄巡りが始まります!
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別府になりたいというほどに別府を愛するアベリアさん(真ん中の女性)に
案内頂きました。

まず何より、アベリアさんがすてき。

別府の街は非常に広い!ということはないのですが、狭いわけじゃない。
しかし歩く先々でアベリアの知り合いに会うこと会うこと・・・!

紹介するスポットもあることあること、
昭和の風情を残す宿、高架下の空きに若者が出店した賑わい、かわいらしいギャラリー、
昔ながらの映画館(シネコンでないもの)、公民館、呑み処、食事処、
商店街、パン屋さん、古くからの銭湯、銭湯の前の路地、ちょっとピンクな一角・・・

街を歩けば次から次へと見どころが出現し、
店主やオーナーの思い、まつわるエピソード、アベリアの一言感想などなどを
楽しく時に切なく(!)語る語る語るアベリア。
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昭和の風情を残す路地。
細い路地が各所にあり、覗き込む感じがしてわくわくした。


この別府の魅力は、ただ一人歩けば、
ずっとあっさり通り過ぎていたことでしょう。
思いやエピソードを聞いて「奥行き」のある街を体験することができました。
(とてもベタな表現ですが)

街を歩くなら、ジモティーと行くに限る!


それでは別府の街の魅力とヨソ者の驚きを一部ご紹介します。

こちらは、別府市内随所にある温泉施設、ですが、
なんと、「公民館」でもあります。
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ヨソ者は、全く想像だにしなかった!! 温泉×公民館!!
公民館で町内の寄り合いを開く→みんなでひとっ風呂あびて帰る
・・・どんだけ濃い町内なのでしょうか!!

別府市内には、このように公民館かつ温泉施設という建物が随所にあります。
もちろん一般の方も温泉に入れます。
ちなみに入浴料金は激安でした。

別府で育った人は、公民館=風呂に入る場所 なんですよ。
驚きです。
大分県は、「温泉県」として目下売り出し中です。
本当に、石を投げれば温泉に当たる感じがします。


お風呂場そのものも、古き良き時代のものが
大切に残されています。

こちらは、宿泊した山田別荘のお風呂場。
この感じ、イマドキのお風呂にはないですね〜
どこが違うんだろう。
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デザイン素人ですがそれっぽく考えてみると、
完成した持ち込んだ図面を見ながら作ったのではなく、
おおよそ描いた図面を基にしつつ現場を見ながら作った、
という感じがします。いや設計したでしょうけどね。
雰囲気としてはそんな気がします。

このお風呂、建物の床面よりも低い位置にあるため、
脱衣所から階段を下りて行きます。これも不思議。
たぶん、湯船は、地面を掘って作ったんじゃないかな(たぶん)。
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ところで、別府で湧き出る温泉の温度をご存知ですか?
実は、98度くらいあるそうです。熱湯です。

シロウト考えでは、熱い湯が出るにこしたことはない、と
思ったのですが、あにはからんや、高すぎる温度はそれはそれで大変。
98度では、普通にやけどします。
だから冷まさないと入れません。
(そういえば水で薄めることは選択肢になかったわけですね
 そりゃそうか。)

しかし、大量のお湯を冷ますって、そりゃもう大変。
作業する人はしょっちゅうやけどする、一晩置いても冷えないくらいで、
冷やす時間を確保するためにはお客さんの入浴時間を制限しなきゃいけない。

そんな状況に救世主が!
こちらが、最新式のお湯冷やし装置です!!!
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分かりますでしょうか、
竹の枝部分をわっさり据え付けて、そこにお湯を伝らわせる。
それだけ。いやほんとに。最新式。

竹製品を作る際に使い道のなかった竹の枝を利用しているとのこと。
お湯をくみ上げる部分以外、エネルギー使いません。
すばらしいアイデアです。
なお、竹枝壁を2mくらい伝わらせると、入浴適温になるそうです。

このアイデア、ここ数十年だそうです、ほんとに。
竹を使っているので、てっきり古来からの伝統方法と思ってしまいました。
嗚呼、進化し続ける別府。


正統派な別府紹介は他に譲るとして、最後に小ネタ。
大分駅がのれん放題で面白かったのをご紹介。
銭湯的雰囲気の演出でしょうか。
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トイレなんだけど、ひとっ風呂浴びてきそう。


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事務的な場所なのに、なんだかほのぼの。


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正統派別府の例、竹瓦温泉。
入る時間はなかったので、次はぜひ浸かりたい&砂風呂したい。


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正統派別府の例2。温泉蒸気で蒸し料理♪ 火力(蒸気)の調整はない。
とにかく熱い。蒸してうまい。



公民館に温泉がある、
温泉の蒸気を利用して調理ができる、
湧き出るお湯を使いやすくするために知恵を絞る。

温泉がある街の日常は、ヨソ者から見れば温泉文化そのものでした。

「新婚旅行と言えば別府」に湧いた時代は移り、
今は少し影も見えます。
でも温泉は湧いている!
アベリアのように街を愛する人がいる!

別府革命はきっとすぐそこに!
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by sugidaratenryu | 2013-12-29 23:58 | スギダラケ

大分スギダラツアー 前哨戦 JR九州大分支社勉強会4

さて、いよいよトリ、若杉・千代田両氏のスギダラ発表です。

しかし若杉さんは「やったるぜ!」というよりも、
少し曖昧な、どちらかというと困った表情を浮かべていました。
分かります、分かります。
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なぜ困るか。
それは、ワカチヨが話そうとしていることは、
すでに、課長さんと荒川&河野さんがお話ししたていたからです。

正確には、
 俺たちがはなすネタがなくなっちゃったな〜〜という
 場を任されたエンターティナーとしての困り
と、
 それぞれが別々に走っていたと思っていたのに、いつのまにか
 同じ所にたどり着いていた、それも生き生きと!! という嬉しさ
が、同居した表情だったのでしょう。

実際、課長さんと川河コンビの発表の後にいったい何を話すんだろうと
心配したキャッシーですが、もちろんそんな心配は無用でした。

以下、ワカチヨによるトーク・キャッシー的まとめ。
矢印の後はキャッシーの感想や意見です。
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・スギダラは2004年に始まり、1600名を超える会員数になった。
 真新しい活動は、1年目は、全然受け入れられない。
 しかし5年もすると、案外「当たり前」になってくる。
 そしておそらく、20年もすると「文化」になる。

・仕事とは、売買をする関係だが、売買に加えて扱うモノやコトを「好きになる」
 ことが、スギダラやその周辺の活動にあるもの。

・「好きにならんとやってられん」ようなものを、仕事の場にのっけると
 やっぱり全然受け入れられないが、1年も粘ると根負けしてくれる。
 →1年間、断られても冷たくされても暑苦しくアピールし続けるほどの
  力があれば、無理に思えることも、なんとかなるみたい!

・地方には地方の、コミュニティの人にはコミュニティの人の良さがあり、
 企業にも企業の良さ、強みがある。例えば、流通力。
 →他にも、規模の力、発信力(内容の信用性)、お金の力 などがあると思う。

・※この話したのはワカチヨじゃなかったかもですが
 プロパティ(立場や属性)が同じ人の集団は効率が良い。例えば企業。
 しかし効率が良いだけで面白くはない。
 これから面白いのは、プロパティが多様な団体。
 →例えば、行政と子供と企業が一緒に行うプロジェクト。(移動式夢空間ですね)
  ただ、今ドキの若者は、"地方の面倒見のよいおばちゃん"的な色濃い人間関係
  は経験したことがない人が多いと思うので、その辺はソフトランディング
  したいな〜 私自身、それなりに近所付き合いのある田舎に育ちましたが
  ちょっとしたことが町内の噂になるような濃ゆさは、ちょっと苦手・・
--------------------------

例えば文化ってこんなことじゃないかしら
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別府市内随所にある温泉施設。
他地域の温泉施設とは立ち位置が全然違うことに驚愕した!
別府民には当たり前なのにね。詳細は次の記事で。

翌日からは別府に移動し、めくるめく別府街案内。
「別府が好きすぎて別府になりたい!」という別府の化身、
アベリアさんから、"別府のみんなの当たり前"を紹介頂くのです。
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中央の女性が、アベリア。
大好きです。
あ、日本人です。


続きは、こちら:大分スギダラツアー 別府地獄巡り
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by sugidaratenryu | 2013-12-29 17:02 | スギダラケ

大分スギダラツアー 前哨戦 JR九州大分支社勉強会3

さて、海幸山幸プロジェクトの発表は、
こんなメニューで盛りだくさん笑いあり涙あり、だったのですが
再びキャッシー的にまとめてお伝えします。
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さあ、文化活動をしましょう、街を元気にしましょう!
と声を上げたって、いきなり何ができるわけでもない。

活動をするにはお金がかかる、
関係者の賛同も必要だ。
実績がないと信用されないし、お金も出ないが
最初の一歩なんだから実績がない。

でも、この活動は、きっとまっとうなことで、ぜひ進めたい!

そんな状況を打ち破る1つの方法は、自分と関係者で
共有しているモノ・コトを探して、見つかったらそこを攻める。


例えば、「ローカル駅をキレイで心地よい空間にしたい。」という
しごくまっとうな想いがある。だが金はない。

施工業者さんと共有しているモノは何だろう?
「どうせ作るなら良い物を作りたい。
 自分の作った物は、使う人に大事にしてもらいたい」
という気持ちがあった。唯一かもしれないその気持ちを攻めること。

攻める、というか、そこに向かってまず自分がとことんやる。
とことんやり続けると・・・・・・・・・・・・・根負けする人が出てくる。
お金じゃない、やりたいから、良い物作りたいからやるんだ!
という人が出てくる、もしくはそういう気持ちになるそうです。

悪徳業者のような経緯ですが、それをこんな姿勢でやっているわけです。
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活動を進めて行くとなぜか宗教じみてきますが、
宗教ではありません。杉の押し売りはしません。


お天道様に恥じない、子供にも誇れる「まっとうなこと」に関わっていくと
どうも人は、楽しく誇らしく、元気になるようです。
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また、飫肥杉の伝道師・河野さんから分かりやすい杉談義があったので紹介。
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 宮崎の杉生産量は21年連続で全国トップ!
 その生産量ははんぱじゃないのですが、数字をお伝えしてもピンときません。
 そこで、宮崎県内で1時間あたりどれくらい杉が育っているか換算してみました。
 
 ・・・・・・一般の家12軒分の容量が育っています。
 1時間で。
 宮崎県内だけで。
 これは大変なことです。
 よく言えば使い放題、いやもう使うしかないのです!

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大変です。
使うしかありません。
いや、贅沢に使っちゃっていいんじゃないの〜?(無駄遣いではなく)

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追記+

翌々日に出会った「ななつ星」
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"電車がレールを走る"という機能は変わらないのに
「企画力」で魅力を創り出し続けるJR九州の最高峰!
ななつ星チームは30名ほどで、みなJR職員(どこぞの広告代理店じゃない)、
大分支社から半数近くが参加しているそうです。

おもてなしの方法を考え工夫し、
結果、最終日にお客様が感極まって涙を流しながら下車することもあるそう。

そんな列車ってありますか!?

普通の社員がチームになって、ここまでできるということにも
感動しました。
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続くはいよいよ若杉・千代田両氏によるスギダラプレゼンです。
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by sugidaratenryu | 2013-12-21 18:10 | スギダラケ

大分スギダラツアー 前哨戦 JR九州大分支社勉強会2

さて、JR九州大分支社の担当者さんによる「トレインナーレ2013」
についての紹介発表。

なぜ「地域を元気にする」ために「鉄道施設にて文化芸術活動を行う」のか。
(キャッシーの理解した内容なので誤解があればご容赦ください)
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営利企業であるからには、JRも経済的な利益を上げる必要はある。
しかし、経済は、芸術や文化の後からついてくるものである。
例えば、芸術による刺激が「楽しい」からその場所に行くのである。

また、誰もが関われること(しかけ)があれば、誰もが参加できる。
しかけは、誰もが参加できるもの、風景・建物・家具・道具などである。
参加し関わる中で、参加者の間に共通の価値感が生まれる。

共通の価値感で楽しみ、喜びあうことが、「地域の元気」になる。
地域が元気になれば、経済利益が後からついてくる。
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そんな画期的なことを、普通(キワモノではない人)の課長さんが
普通に話してくれていることも衝撃である。
どんだけ浸透しているんだろう。
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キワモノじゃない、というのは褒め言葉です。



事例として挙げられていたもの。
・クルーズトレインの運行時に、沿線を竹のぼんぼりでライトアップする
・大分駅の駅前広場で盆踊りを開催予定。
 さらには線路で分断されている南北の地域での対抗綱引き大会も企画中
・現代アートを駅に置く(トレインナーレ)


余談になるが、個人的に、芸術祭で現代アートがよく用いられるけれども
その芸術性がサッパリ分からないと思っていた。
大事なのはそこではなかった。
誰もがクスリと笑えるようなもので、親しみやすいことが大事。

油絵やら彫刻やら、いわゆる芸術の世界は、鑑賞するだけで参加型ではない。
(玄人になれば参加する域に達するのでしょうが、素人は傍観するしかない)

参加することに意義がある。
参加できる余地があることが大事である。
現代アートへの長年の不信感について、ずいぶん納得することができた。


続いて、JR九州の杉玉伝道師・荒川さんと、飫肥杉伝道師・河野さんによる
宮崎を走る特急「海幸山幸」が走るまでのお話である。
特急海幸山幸についてはこちら
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こちらはキワモノなお二人です。
キワモノとしてはフレッシュマンの部類。


ええとまず、「JR九州の杉玉伝道師・荒川さん」という時点でおかしい。
JR九州の社員が、なぜ杉玉を伝道するのか。

杉玉は、日本酒の出来具合を知らせるために酒屋の軒先に吊るされる
杉の葉で作った一抱えもある塊のことである。
焼酎文化の九州には、もともと杉玉はなかった。
それが、スギダラ全国大会@宮崎の際に、
秋田支部のすぎっちこと菅原さんが杉玉ワークショップを行ったことに端を発する。

◇北のスギダラ 杉玉ワークショップin日南(2009)
満面の笑みの荒川さん&津高さんと、
すぎっちさんの「ぜひ日南で杉玉を流行らせてね」というコメントが。


杉玉作りは、まさに「参加型」。
すぎっちさんの願いは届き、
今では宮崎を走る日豊本線・日南本線の各駅に配置されているそうだ。
もちろん杉玉は、市民や、市職員(おそらく普段は杉と全然関係ない部署の)が
参加するワークショップで作る。

◇オビダラ日記~飫肥杉ダラケのまちづくり~ 杉玉づくり2012


そんなスギ魂を持つ荒川さんと
日南市職員の河野さんのつながりが、「海幸山幸」だ。
電車の車体に日南市の杉「飫肥(おび)杉」を使っているから!
だけじゃない。
電車の車体に留まらず、駅舎やイベントなんかもやっているから!


書きたいことが多くて、文字ダラケの記事で恐縮です。
荒川河野コンビのプレゼン内容は、次へ続く
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by sugidaratenryu | 2013-12-21 17:38 | スギダラケ

大分スギダラツアー 前哨戦 JR九州大分支社勉強会1

満を持して、大分でのスギダラツアーが開催された(2013.11.16-17)。
その前日に、JR九州大分支社において「地域の元気づくり会議」が開催され、
大分支社の社員勉強会が開催された。
社外のメンバーも参加は自由とのことで、私・キャッシーも参加させてもらった。

その目的は、ズバリ「若杉・千代田のスギダラプレゼン」を久しく聞いていなかったので
近況をアップデートしておきたい というものだったが、
その心づもりは良い意味で大きく裏切られ、
JR九州の底力、いや九州の底力に感動する一日となった。

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何から何までお世話になった、津高大分支社長。
ツアー最後には、「ななつ星との遭遇」というサプライズまで用意くださった。



JR九州の底力。
まず圧倒されたのは、その社訓(目標?)である
(HPを見たら違う文言だったので、社訓なのかどうか位置づけは分かりませんが)

「地域を元気に という生き様」

「生き様」。
会社が掲げるのが「生き様」。

儲けるとか、お客様の満足度、などではなく、
(そういったことももちろん必要で様々な取り組みをされているが)
根本にあるのは、社員一人一人の生き様で、
ひいてはそれが組織としての生き様となる。
そして着地点は地域を元気にすること。

それだけでガツンとやられた。
この言葉は、社員誰もが目にする、執務ゾーンの入り口付近の壁に貼り出してある。
写真がないのが悔やまれる。
撮ることを忘れるほどの衝撃であった。


衝撃を受けているうちに、会議が始まった。
そこで、「生き様」の一端を垣間みる。

会議冒頭に、津高MCによる、参加者全員の紹介が行われた。

一般的な会議(いわゆる講演会)において、
冒頭に聴衆含めた参加者全員が紹介されることがあるだろうか。

JRの社員については、総務や駅長などの役職と勤務年数や一言紹介、
一般参加者についても、どこから来たのかや職業などが紹介された。
キャッシーはこの日、最も遠い静岡からの参加ということで、
会場からのどよめきを頂く。

この全員紹介のはからいにより、「全員が土俵に乗った」という気持ちになった。
その部屋にいる全員を知っているという安心感も生まれている。
(普通の講演会では、講師だけがステージ(土俵)に立っていて、
 それを聞く聴衆は互いに見知らぬまま講演が進む)

会議(講演会)ひとつとっても、"誰もが参加者である"が当たり前、
という姿勢が表れていた。
その「当たり前さ」に、キャッシーはまたしても衝撃を受けたのであった。
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40名くらいの参加でしょうか。
社内外合わせ全員をサラリと紹介できる津高支社長の手腕もまた。



さらなる衝撃が最初の演目「トレインナーレ2013の取り組み」で訪れる。

それは、「JR九州は、文化に貢献する」という宣言から始まった。
「地域を元気にする」ために「鉄道施設にて文化芸術活動を行う」

またしても営利な話ではないし、ずいぶん論が飛んでいるようにも思う。
これで会社としてやっていけるのか? 何がどうなって文化芸術活動につながるのか?
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その内容は次へつづく
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by sugidaratenryu | 2013-12-21 16:20 | スギダラケ


日本全国スギダラケ倶楽部、天竜支部です。
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